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離婚問題を弁護士へ相談する前に。事前準備とスムーズに相談するためのコツ

2019年07月09日
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離婚問題を弁護士へ相談する前に。事前準備とスムーズに相談するためのコツ

平成29年、仙台市では1,763組の夫婦が離婚したと発表されました。仙台オフィスにも離婚問題でお悩みの方が多数相談にお越しになります。
離婚を決意すると、「養育費や財産分与はどうなるのか」「慰謝料は請求可能か」「そもそも離婚できるのか」など、さまざまな問題が頭をよぎります。たくさん相談したいと思う一方で、弁護士への相談費用が気になり、なるべく少ない時間でまとめたいという方もいらっしゃるでしょう。せっかく弁護士へ相談したのに、内容をしっかりと伝えられずに何回も相談することになっては、時間も費用も無駄になってしまうというものです。
そこで今回は、弁護士への離婚相談をスムーズにおこなうために事前に準備しておくべき事項や、相談のコツを仙台オフィスの弁護士が解説します。

1、弁護士へ相談できる時間

弁護士へ相談となると、費用が気になるところでしょう。弁護士事務所でも無料相談を実施しています。上手に利用することで最初の相談費用を抑えることができるのでご安心ください。
とはいえ、弁護士へ相談できる時間は限られています。法律事務所の無料相談は、長くて60分のケースが多いようです。

限られた時間の中で効率よく相談するためには、事前準備が重要となります。今回は仙台オフィスの弁護士が、相談をスムーズに進めるための準備について解説します。

2、離婚原因を明確にしておく

まずは、離婚したい理由を明らかにしておきましょう。たとえば「性格の不一致」「これまでの積み重ね」と言っても、具体的な問題は夫婦によって異なります。
弁護士へ相談する前に、結婚から離婚相談までの間に起きた出来事、配偶者の言動などを振り返っておくとよいでしょう。相談するときに、離婚したい理由をスムーズに伝えられるだけでなく、本当に離婚したいのかを冷静に判断することができます。

  1. (1)法的に離婚が認められる要因とは

    離婚は夫婦の協議によって成立させることができますので、極論を言えば離婚原因は何でも構わないわけです。
    しかし、裁判になった場合にはどのような原因でも離婚が認められるわけではなく、一定の事由が必要となります。これを「離婚事由」と言い、配偶者に次のいずれかの原因が必要となります。

    • 不貞行為
    • 悪意の遺棄(例:正当な理由なく生活費を全く渡さない、同居の拒否などケースバイケースです)
    • 3年以上の生死不明
    • 回復の見込みのない強度の精神障害
    • その他婚姻を継続し難い重大な事由(例:DV、浪費、アルコール依存など様々)

    ご自身の離婚したい理由が上記に該当するのかを確認しておきましょう。

  2. (2)離婚を迷っているなら

    離婚自体を迷っている場合、結局は本人がどうしたいのかによります。心の問題は、法律の専門家である弁護士よりも、ご家族や友人、カウンセラーなどへ相談した方が、すっきりすることもあるでしょう。
    また離婚後、経済的に自立して生活していけるのかなど、ご自身の状況を整理しておくことも効果的です。多少の不満はあっても、経済的に困窮するよりは離婚を思いとどまった方がよいこともあるからです。

3、有責性を明らかにしておく

離婚の原因が夫婦のどちらかにあるのかによって、弁護士へ相談する内容が変わってきます。感情論ではなく、客観的に見てどちらに原因があるのかを明確にしておきましょう。

  1. (1)配偶者に責任がある場合

    配偶者に明らかな非があり離婚を希望されるのであれば、配偶者の有責性を示す証拠が必要となることがあります。以下、証拠の一例を挙げます。

    • 不貞行為の証拠......不貞相手とラブホテルに入る写真、不貞を認めた際の録音など
    • DV、モラハラの証拠......診断書、録音、動画など
    • 浪費の証拠......クレジットカードの明細書、消費者金融からの借入書など

    離婚と同時に慰謝料を請求することがありますが、その際も証拠がなければ慰謝料を得ることは難しくなることがあります。離婚すると自動的に慰謝料をもらえると思われている方もいますが、場合によっては回収できないこともあるので注意しましょう。

  2. (2)ご自身に責任がある場合

    不貞行為をしてしまったなど、ご自身に責任がある上で、離婚したいケースもあるでしょう。このケースは、問題解決のハードルが高いと覚悟しておいてください。離婚を求める裁判になると、有責配偶者側からの離婚は認められにくい傾向にあります。慰謝料を請求されるなど条件面で不利になることも予想されます。
    しかし、離婚できないわけではありません。かなりの時間をかけて別居の事実を作る、配偶者を経済的に援助するなどの方法で離婚が実現することはあります。また、相手方にも非があるケースであれば、離婚請求しやすくなります。事実をしっかりと示したうえで、どのような形で離婚を求めていくのかをまずは弁護士と相談しましょう。

4、お互いの収入・資産、負債状況を明らかにする

離婚する際、養育費、財産分与、慰謝料請求など、多くの場合にお金の問題が浮上します。お互いの収入・資産、負債状況について明らかにしておくことで、問題解決がスムーズになります。
相談の際には、弁護士が明確に把握できるような資料があればベストです。ご自身で取得可能なものは、できる限り用意しておいてください。プラスの財産だけでなく、マイナスの財産も把握しておくことが大切です。

たとえば次のような資料を集めておくとよいでしょう。

  • 収入状況......お互いの給与明細や源泉徴収票、確定申告書の控え、納税証明書など
  • 資産状況......通帳のコピー、固定資産の納税通知書、不動産登記簿、美術品の鑑定書など
  • 負債状況......借入の契約書、ローン残高証明書など

5、弁護士への離婚相談をスムーズに進めるコツ

限られた時間の中で弁護士へスムーズに相談するためのコツを紹介します。

  1. (1)相談内容をメモにまとめておく

    弁護士への相談は、友人や家族へするように「単に話を聞いてもらいたい」のではなく、具体的な解決案を求めているはずです。そのためには、次の項目を明確にすることが大切です。

    • ご自身が抱えている問題、現状(事実関係)
    • どのような結果を望んでいるのか(離婚条件)
    • 今回の相談で何を聞きたいのか(相談内容)

    実際にお話を伺っていると、あちこちに話が飛び、あるいは感情的になって話ができなくなることもあります。そのせいで事実確認に時間がかかってしまうのはもったいないことです。そこで、できる限りメモやノートに相談事項をまとめておくことをおすすめします。結婚から離婚に至るまでの経緯や別居の時期、出来事などを時系列で記しておくと良いでしょう。

  2. (2)真実を伝えるようにする

    夫婦の事情を他人に話すのは勇気がいるものです。自分に不利になりそうだからと、隠したくなることがあるかもしれません。しかし、弁護士への嘘や隠し事はやめましょう。部分的に情報を隠して結果だけを求めても、うまくいくはずがありません。ちぐはぐな部分がでてきてしまい、相談時間内でしっかりと伝わらないこともあります。
    弁護士には守秘義務がありますので、情報が漏れることはありません。何のために弁護士へ相談するのかをもう一度振り返り、真実を伝えるようにしてください。

  3. (3)基本的な知識を押さえておく

    弁護士に相談するのに、離婚に関する基本的な知識から話し始めると時間がいくらあっても足りません。離婚手続きについての基本的な情報は、書籍やインターネットでいくらでも調べることができます。事前にある程度調べておいたほうが、スムーズな相談につながるでしょう。
    ただし、「ネットではこう書いてあったのに」と信ぴょう性の薄い情報を前提に弁護士へ相談しても、決して効率的とは言えません。具体的な解決策は個別のケースによって異なります。ネット情報は、あくまでも一つの参考として押さえておくという姿勢がよいでしょう。

6、まとめ

今回は、離婚問題を弁護士へ相談する際の準備やコツをお伝えしました。離婚にはさまざまな手続きや話し合いがともない、やるべきことが非常に多くなります。弁護士への相談はできるだけ効率的に済ませるのが望ましいでしょう。事前にある程度準備をしておくことで、ご自身の現状や気持ちを整理することにもつながるはずです。
ベリーベスト法律事務所 仙台オフィスでも、離婚問題のご相談をお受けしています。丁寧にお話を伺い、ご希望の結果となるよう尽力しますので、一度ご連絡ください。

  • この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています

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